顎変形症コンプレックス

顎変形症の手術と歯科矯正のブログ(過去を振り返って)

親の反対


わざわざ危険な場所に身を置く行為



自分が顎変形症かもしれない…という仮の話は家族にしていました。

とりわけ話やすい母には、調べてわかったことを詳しく話していました。

顎変形症だった場合、歯科矯正をすること、外科手術をすること、顔が変わることなど。


親としてはそんな大変で恐ろしいことをするなんて、信じられない。

今のままの容姿で充分だし、必要ない。

後遺症が残ったり、手術が失敗したらどうするの!?

顎変形症の話をするたびに言われた言葉。

真っ向から全否定されていました。

親心と言えばそうですが、実際顎変形症でない人から見れば、命に危険があるような重大な病気でもないのに、大手術して自ら危険な場所に身を置くようなことをする必要なんかないと言うのです。

顎変形症を治さなくて、このまま放置したとして、容姿の悪さから目をつぶって、眠る時に気道がせまいことを我慢し、歯並びがよくないことで虫歯が出来やすかったり、歯ぎしりしたりしても、今まで生きて来た人生と変わらず生きられるのです。

治療しなくたって、これまでと同じ人生が続いていく。

それを変えてまで治療することが、他の人には理解できないのだと思います。



誰かの所為にしない自己責任の覚悟



それでも治療したい。

病気なら治したい。

本当の私の顔を取り戻すためだったら、頑張りたい。

ひかれるかもしれませんが、私は自分の人生にうんざりしていました。

醜い顔から始まったいじめ、見知らぬ人に指を指されて笑われたり、顔を上げて歩くこともつらい毎日。

未来に希望が持てず、もういつ死んでしまってもいいように思っていました。

だけど、あごが治ることで、改善される!

もしも手術が失敗したり、後遺症が残っても、死んだような私の人生なら同じこと。

何かあっても自分の決めた道。

自己責任で受け入れよう!

親の言うことを聞いてあきらめたとして、この先の人生で「あの時手術しておけば…」とモヤモヤして生きて、「親の所為であきらめた」と思うのは悔いが残る。

誰かの所為にせず、自分の責任だもん。

私は顎変形症の治療をやり遂げる!



説得と意外な味方


「すべて自分の責任で受け入れる。費用も全部自分で出すから、許可してほしい」と母を説得しました。

驚いたことに、何事も反対してくる父が珍しく「本人がやりたいと言っているんだからやらせてあげたら?」と言ったのです!

本当にビックリ!

「病気なんでしょ?やらせてあげたら?」って。

まさかの味方現る!

母も渋々了承気味の反応を見せてくれました。
一緒に口腔外科に行って、先生の話を聞いてくれることになりました。